IAEA(国際原子力機関)を訪問しました。IAEAは「平和と開発のための原子力の促進」をテーマとしています。主な活動として、放射性物資(ウランやプルトニウム)を持っている国が、それを核兵器に転用しないように監視・査察を行ったり、人間の生活を豊かにする原子力技術の開発などがあります。
広島平和文化センターの小溝泰義理事長も、以前、IAEAで働かれていました。
核兵器の問題を考えるとき、私たちは同時にすべての核の問題を捉えなければなりません。ウラン採掘に始まり、原発や医療面などの平和利用、核兵器の製造・実験・使用・廃絶、劣化ウラン弾などの核のゴミ・・・。決して切り離すことはできません。そのすべてについて学習しなければなりません。それが、人類の生き延びる唯一の道です。