オーストリアで開かれるNPT=核拡散防止条約の準備会合に向け、現地に「ユース非核特使」として派遣(5月2日~5月9日)される、5B高橋悠太君と5C後藤泉稀さんが先日、広島市の松井市長を訪問しました。
今年度集めた署名数は65,213筆。被爆70年に当たる年の8万越え署名に次いで、初めて6万筆を越えました。外務省より「ユース非核特使」の委嘱を受けた2人は、他校のメンバー(広島女学院・修道・沖縄尚学)6名と共に、核兵器の廃絶を訴えるために、この署名を国連に提出する予定です。 2人は被爆者の切明千枝子さんの言葉を、そして被爆者の叫びでもある
「もう誰にも自分と同じ思いをさせてはならない」という復讐と敵対を超えた素朴で崇高な平和への思想を世界へ直接発信するのだと決意表明をしました。
また、核兵器禁止条約制定に向けた交渉会議において、核保有国は参加せず、被爆国である日本が同調したことに対して、それらの国は条約反対の立場をとるのではなく、条約の制定に向けて主導していくべきであり、日本は条約に反対する国が賛成に転ずる橋渡しをすべきだと述べました。
現地では様々な会議を傍聴したり、平和首長会議ユースフォーラムでプレゼンテーションを行い、英語で、核兵器の廃絶を訴え、世界平和を希求する思いを全力でアピールして参ります。